歯周病治療(ブルーラジカル)
ブルーラジカルとは?

歯周病は自覚症状が出にくく、ゆっくりと進行する場合がある疾患です。継続した管理と適切な治療が大切です。
当院では、厚生労働省から承認されている医療機器
「ブルーラジカル P-01」 を使用した歯周病治療を行っています。
過酸化水素に青色光(405nm)を照射することで活性物質(ラジカル)が発生し、歯周ポケット内部の細菌にアプローチする仕組みです。
また、チップ先端の超音波振動を併用することで、プラークや歯石の除去に補助的な作用が期待されます。
適応となる場合について
次のような症状のある方において、治療の選択肢として検討されることがあります。
- 歯ぐきの腫れ・出血がみられる方
- 歯周ポケットの深さが気になる方
- 従来の処置だけでは改善が乏しい場合
- 外科的処置を避けたい場合
※適応は検査結果により判断いたします。
ブルーラジカル治療の特徴
特徴① 深部の歯周ポケットへのアプローチが可能

ブルーラジカルは、光と薬剤の作用を組み合わせることで、歯周ポケット内部の細菌に対してアプローチすることを目的とした治療法です。
状況により、従来の処置で届きにくい部位にも対応できる可能性があります。
特徴② 組織への負担が比較的少ない処置
外科的な切開を伴わない方法であるため、術後の痛みや腫れが比較的少ないとされることがあります。
ただし、症状や体質により感じ方は異なります。
特徴③ 照射時間が比較的短い
1歯あたりの処置時間は数分程度とされていますが、症状・部位・本数により異なります。
全体の治療時間は状態によって変動します。
従来の治療との違い
従来の治療
超音波器具による歯垢・歯石の除去が基本となります。
歯周ポケットが深い場合、器具が届きにくく十分な処置が難しいケースがあります。
ブルーラジカル治療
過酸化水素と青色光の作用を利用した補助的な殺菌効果が期待されます。
超音波処置と組み合わせることで効率的な処置につながる可能性があります。
(※効果には個人差があります)